社団法人 福江青年会議所

福江JC 2015年度スローガン ひとがまちを創り、まちがひとを創る 次の世代へ STAY GOLD!


社団法人福江青年会議所2014年度スローガン Positive Change
理事長所信
2015年度 社団法人福江青年会議所 理事長所信
社団法人福江青年会議所
理事長 吉田 慎太郎
【はじめに】
 2010年に入会し、2011年に専務理事という役職を与えていただきました。この年の3月11日、東日本大震災が発災をしました。自然の猛威に対して人間は無力であることを痛感し、復興に貢献できればと福江青年会議所会員として義捐金募金活動を行い多くの方々からご支援いただく中で、被災地の方を思いやり、助け合い、協力する姿に、このまちには人を思いやれる素晴らしい方がたくさんいるのだと改めて実感しました。
 2011年という一年間を終え「青年会議所でもっと多くの事を経験したい、活動を続けていきたい」と思いました。この団体に入っていなかったら募金活動や協働運動の仕方も分からず何もできなかったでしょう。入会後、毎年自分の目標を立てながら活動を続け、一年が終わる頃には自分の成長を実感できる様になりました。
 私はこのまちで生きていく決心をしました。家族、友人、JCの仲間をはじめ、このまちに住むたくさんの人達と関わりながら自分を磨き、一人の社会人として日々成長していきます。

【福江青年会議所とは】
 福江青年会議所は昨年度創立56周年・認承50周年を迎える事ができました。これは福江青年会議所を創立し、活動を続けてこられた先輩方がいらっしゃったからこそ、50年という長い間、会が存続しているのだという事を感じ、尊敬と感謝の念に堪えません。
 2014年、公益法人制度改革により一般社団法人福江青年会議所として新たな第一歩を踏み出しました。2015年はさらなる成長を遂げる一年とします。一般社団法人格を取得したとはいえ創立以来、先輩方が養ってこられた伝統・理念・創始の精神は今もこの福江青年会議所現役メンバーに脈々と受け継がれています。

【会員拡大の推進】
 福江青年会議所は創立以来、明るい豊かな社会の実現の為に志を持つ青年が集い、いま自分達ができる事を自ら考え、行動に移しています。青年会議所の40歳を期限に卒業し組織の若さを保つ特性により、これからもまちにとって必要とされる団体として存在していく為には継続した会員数の維持・確保が必要です。活動する仲間を増やす会員拡大こそがひとづくりの基礎であり、まちづくりに繋がります。まちを元気にするのは若者の使命であると考え、情熱をもって会員拡大を行っていく事が重要です。
 数は力です。団体として人数が少なくても事業は行えますが仲間が多い方が行える事は多くなり励みにもなります。青年会議所は入会しないと知り合う事が出来ない人達との出会いがあります。青年会議所活動を通してまちを改めて見直すいい機会になるはずです。会員拡大により新入会員が増える事で、更に我々の活動は力強いものとなり、その結果このまちが明るく豊かなものになると信じています。

流れる水は腐らない
水溜りの水や流れが無く淀んでいる水は腐りやすい
絶えず動き、常に新しい水を入れよう

【次世代を担うJAYCEEの育成】
 日々会話をする中で自分の考えを正確に相手に伝えられているのか、相手がちゃんと理解してくれているのか不安になる事が誰でもあります。そうした日常のコミュニケーションもそうですが、JCは例会、総会、理事会など自分の考えを文章にまとめる、相手に正確に伝える、自分の考えに対して意見をもらえる、自分の考える事だけが全てではない事を学ぶ事ができる場であります。
 会費を支払って福江青年会議所に所属していますが、会費が高い・時間を取られるのが嫌だと私は入会当初思っていました。しかしある時、子供の頃学習塾に通っていたのを思い出しました。自分が勉強する為、経験を得る為に塾に通うのと同じで会費を支払っているのです。「JCは大人の部活動」と先輩から言われたことがあります。学生の本分は勉強です。その本分以外に部活に所属し、活動していたのは何故でしょうか。楽しかったから、友達に誘われたから、好きだったからと色々な理由があるでしょう。そうした部活をしていた人の多くは良くも悪くもその時の話を今でも当時の仲間としています。その時に一生懸命だった分、つらい、悲しい、楽しい思い出など過ぎてしまった今となっては笑い話となっています。
 JC活動も部活動と同じと考えれば、やってもやらなくてもそれは自分次第です。 せっかく所属して同じ会費を支払っているのなら自分のできる範囲で活動をした方が自分の成長に繋がります。 また、その中で会員のボランタリー意識の醸成と地域との絆を深めて参ります。

努力し成功すれば「自信」になる
努力せず成功すれば「傲慢」になる
努力せず成功しなければ「後悔」が残る
努力し成功しなければ「経験」が残る

【他団体との連携強化】
 現在、このまちでは数多くの団体が活動を行っており、それぞれに特色や強みを持っています。各々で活動している団体が協力して一つの事業を行ったとしたら、いったいどうなるでしょうか。今まで無理だと思って諦めていた事業もできるようになるでしょう。同じまちの為に活動している団体です。
 その為には、これまで福江青年会議所が役員・委員として出向させていただいている団体の活動には積極的に参加し、交流を深めていきます。私自身がパイプ役となり、連携を強化してもっとこのまちを盛り上げていきます。
 参加した事業、活動については情報発信していき、団体の活動がより身近に感じられるよう努めていきます。

【元気な五島市の創造】
 五島市の人口は毎年明らかに減少しています。経済事情や雇用機会の減少、進学の為など様々な理由によって多くの人がこの島を離れてゆきます。この五島市に対して魅力を感じている人はいったいどれだけいるのでしょうか。本当に住みたいまちであるなら、人口は増加するはずです。
 このまちに住んでいると、素晴らしい景色、美味しい食べ物など、本当は価値があるはずのものが当たり前になりすぎて、その魅力を忘れてしまいがちです。無いものねだりではなく、今あるものの価値を見直し、市民一人ひとりが「五島最高」と胸を張って言えるまちになるよう、まずはこのまちの魅力を私たちが思い出し、そして誇りを持てるよう、市民に伝えていきます。市民が誇りを持つ事がこのまちの活気となり、観光や仕事などで訪れた人たちにとっても本当に住みたいまちだと感じてもらえると思います。


【元気な五島市の創造】
 JCに出会い仲間と共に議論をし、フィールドに出て事業を行うたびに、今まで知ろうともしなかったこのまちの素晴らしさや自分の伸び代に気づきます。一つ一つの事業が自分の成長となり事業が終わるたびに満足感や達成感を感じます。JCと出会い活動し、いつの間にかこのまちが大好きになっている自分がここにいます。
 51年目を預かる現役会員として、そしてこのまちを愛する一人の青年としてこれからの「明るい豊かな社会の実現」の為に、このまちを明るく豊かなものとするのは我々の使命であると心に刻み、地域の発展の為に必要な事は何なのか、福江青年会議所として未来を見据え、第51代理事長として今の時代の決断をしてゆきます。
 素晴らしい仲間と共にこれからも議論を尽くしながら更なる成長を目指し、輝き続けていきます。

やろうと心に決めなければ、物事は前には進みません
己がまず、はっきりとした目的を持って行動することで、道は拓けます
挑戦する気持ちを忘れず、勇気と情熱を持って、新たな一歩を踏み出そう
かけがえのない仲間とともに

以上