社団法人 福江青年会議所

福江JC 2013年度スローガン Positive Change


社団法人福江青年会議所2013年度スローガン Positive Change
理事長所信
2013年度 社団法人福江青年会議所 理事長所信
社団法人福江青年会議所
理事長 土岐 達也
【はじめに】
 ここ五島に青年会議所が誕生し創立55年・認承49年、志高い諸先輩方の「明るい豊かな社会」を創るという熱い情熱によって、その時代に合ったまちづくり運動を展開し、福江青年会議所はこの地域に根ざした団体として活動をして参りました。諸先輩方がこの地域に残してきた数々の実績は私たち現役会員が活動する際の大きな拠り所であり、私たちの誇りでもあります。
 その一方でこの半世紀の間でこのまちの表情やライフスタイル、人間関係などは大きく変化しました。私たちは物質的な豊かさと共に、希薄な人間関係、行き過ぎた個人主義、若者の無関心といったものに代表される“求めざるもの”までをも手にしました。
 また、私たち青年会議所を取り巻く環境も、「青年会議所しかなかった時代から、青年会議所もある時代」へと変りました。一義的なまちづくりや地域興しの活動を行う団体は青年会議所以外にも数多く存在する時代になりました。

 そうした時代に、福江青年会議所認承から49年目の今年、次の半世紀へのバトンとして
理事長所信
を2013年度スローガンとして掲げ、先輩方から受け継いだ「明るい豊かな社会」創造への想いを実現するために活動して参ります。

【地域に貢献できる人材育成】
 責任世代としての青年個人の変革はPositive Change(積極的な変革)に他なりません。過去を変えることは出来ませんが、未来と自分を変えることは出来ます。昨日よりも今日、今日よりも明日のよりよき自分を常に追求し、リアリティと説得力がある能動的な活動ができ、地域や地域の人々から必要とされるひとづくりを行って参ります。

【協働意識を醸成するまちづくり】
多様な価値観が存在し、地域社会でビジョンの共有が困難な現代のまちづくりのあり方は、どこか特定の団体や個人が推進するのでは無く、協働で行うべきと考えます。そのために我々青年会議所が率先して行政や様々な団体、市民と協力し、協働を基盤としたまちづくり運動を展開しながら協働意識の醸成に努めて参ります。個の力ではなく多様な力でまちづくり、それは時代に合った地域づくりのあり方へのPositive Changeです。

【最後に】
 「もし青年と呼ばれたいならば、自分の理想の現実化に悩むべきであり決して安易な妥協に流されるべきではない。」これは、私が生まれる前年の1978年に第27代の日本青年会議所会頭を務められた麻生太郎先輩の言葉です。高い志を抱き、それを実現するために悩みもがきながらも邁進する。その姿であることは青年の責務であり、青年にしかできない特権でもあります。また、青年会議所のマークに国際連合のマークが使用されているのをご存じでしょうか。この国連の地球のマークの使用を許可されているのはユニセフと我々青年会議所だけです。それは世界の国々、思想、宗教、民族の枠を越え、全人類的に我々青年世代に世界が期待していることの表れです。我々福江青年会議所は、その青年世代の代表として本年も地域社会の先頭に立ち、次の半世紀を見据えた活動を行ってゆくことをお約束申し上げ、理事長所信とさせて頂きます。
以上