2019年度 一般社団法人福江青年会議所 理事長所信
一般社団法人福江青年会議所
理事長 有川 真史
理事長 有川 真史
【所信】
スローガン
「点滴穿石」~人と人が繋がり創造する豊かな地域~
基本理念
何かを成し遂げるには日々の努力と継続、何より同じ目的意識を持った仲間が同じ目標に向かって団結する事が肝要です。人との結びつきを大切にし地域のために率先して行動する事で、五島のまちを豊かなものに変えていきましょう。
基本方針
- 1. 会員拡大
- 2. 会員の資質向上の推進
- 3. 能動的な他団体との交流・連携
職務分掌
- 1. 会員拡大担当
- ○ 総会・例会等の企画運営
- ○ 会員拡大に関わる活動全般
- ○ 会員の資質向上に関わる企画運営等
- ○ 財政・規則に関わる庶務全般
- 2. まちづくり担当
- ○ 総会・例会等の企画運営
- ○ 他団体との交流の企画運営
- ○ 対外事業の運営
組織図
理事長 有川真史
専務理事 末留進人
副理事長 土岐達也
副理事長 榎津慎太郎
外部監事 西上裕一郎
直前理事長 吉田慎太郎
専務理事 末留進人
副理事長 土岐達也
副理事長 榎津慎太郎
外部監事 西上裕一郎
直前理事長 吉田慎太郎
【はじめに】
2019年度は、福江青年会議所が創立して61周年・認承55周年という節目の年であります。この半世紀以上の間、私たちは「明るい豊かな社会の実現」を目標に掲げ、様々な活動を行ってまいりました。現在の五島のまちが存在するのは、そうした活動を「積極的に行ってきた諸先輩方がいたからこそ」という事を、この青年会議所に入会して歴史を知り、事業を行う事で理屈ではなく、身に染みて感じ取る事ができました。我々が創立当初からずっと変わらずに抱き続けている郷土愛を、これからも絶やさずに育んでいくためには、常日頃から会員一人一人が地域主体の目線で活動していく事が大切です。個人の力は小さく弱いかもしれませんが、不退転の覚悟で継続してやる事で必ず結果として良い成果が得られます。
我々はこの1年間「点滴穿石」の精神でJC活動を行います。また、これを2019年度の福江青年会議所のスローガンとして掲げます。「点滴穿石」とは、小さな水滴でも年月が経てば、いずれ厚い岩盤にでも穴を開ける事ができるという事を意味しています。日々の地道な努力こそが成功へと導く鍵となります。
地域のために何をすべきか常に考え努力し、結果を恐れず同じ志を持った仲間と協力し合い、まずは実行してみる。その一歩一歩が豊かな地域に繋がると信じて邁進してまいります。
【会員拡大】
2019年度は、福江青年会議所の会員が一丸となり、一緒に活動する仲間を増やす事が急務であります。また、会員の減少は組織の運営や存続に大きな影響がある事は言うまでもありません。昨今の青年会議所の会員数の減少は、全国的に見ても深刻な状況であると言えます。
しかし、こういう時代だからこそ、英知と勇気と情熱を持った我々若い青年世代が奮起する事が大切です。まさに今が青年会議所の会員としての真価が問われる修練の時であると、私は位置付けます。
これまでのJC活動において、私が自信を持って言える事があります。それは普段日常では経験しないような、JCマンとしての礼儀作法や会議の手法など、JCだから経験出来る事を一般の方にもっと周知する事ができれば、青年会議所に興味を抱いてくださる方はたくさんいると、私は確信しております。まずは外部の方から見ても魅力ある組織になるために、全会員がJCの長所を再確認し共有する事が重要です。
また、福江青年会議所シニアクラブの諸先輩方ともこれまで以上に連携し、入会対象者に対して積極的に青年会議所の活動をアピールしてまいります。私はこのような根本的な所をしっかりと見直して会員拡大に繋げてまいります。
【会員の資質向上の推進】
青年会議所会員としての基本となる「人間性やマナー」といった、目に見えないところをしっかりと育て磨き上げる事は、組織の一員としてのスキルアップを図るだけではなく、事業を構築する上でも自分自身の私生活においても、非常にプラスの要素になります。
また、どんな事業を行っても参加して頂いた方々へのしっかりとした「言葉遣いと対応」ができていなければ、青年会議所という組織自体にあまり魅力を感じていただけないはずです。逆に言えば、福江の様に規模の小さなLOMでも、一人一人がしっかりとした資質向上を計る事で、地域に対する信頼感や存在感は大きなものへと変わります。
会員がJCマンとしての誇りを持ち、輝かしい存在である事が地域の方との繋がりになり、それがまた豊かな地域の発展へと繋がっていくと考えます。そうした観点から会員の資質向上(人材育成)へと力を入れてまいります。
【能動的な他団体との交流・連携】
人口が決して多くはない五島のまちで、明るい豊かな社会を創造していくためには何が必要なのか・・・。そう考えた時に、まずは第一線で活躍されている社会人が集い、島の未来について意見交換をする事が大切であると私は考えます。お互いがどういったビジョンや価値観を持ち、その中で自分達がこれから地域の発展のために何ができるのか。例えすぐに革新的な事ができなかったとしても、お互いの考えを発信できる場所を作る事が大切です。複雑に多様化する現代社会の中でも、私達が繋がりを求め地域のためにという思いを具現化する事に意義があるのです。
更に言えば、人と人が繋がる事が豊かな地域づくりへの一助になると考えます。2017年に福江青年会議所は「社会福祉法人五島市社会福祉協議会」と「災害時相互協力協定」を締結しました。災害時には五島市社会福祉協議会と福江青年会議所で連携しながら、災害本部の運営やボランティア活動を行ってまいります。また、以前から五島市で活動する青年団体と交流する事業をJC主催で行っております。
様々な団体や組織との繋がりを強化しお互いの方針を知識として得る事で、嗜好的な考えではなくバランスが取れた本当の意味での豊かな地域づくりに寄与する事ができるのです。
【最後に】
自分自身がJC活動をする中で、大切にしている事があります。それは、「どんな事にも失敗を恐れず、全力で挑戦する」という事です。何もしないで終わるよりはまずは実行してみる。例え失敗したとしても、そこから学べる事は無限にあり、それがまた自分にとってかけがえのない人生の財産になります。もちろん失敗する事を推奨している訳ではありません。JC活動の中には、自分の人生において初めて経験する様な事も多く不安になる事もあります。ただ、結果だけにこだわり過ぎて萎縮してしまっては、できる事にどうしても制限がかかってしまいます。この青年時代にしかできない事を、JC活動を通して経験させていただく事で、人間として大きく成長する機会を頂いている。そんな感謝の念を忘れずに、またそれを糧とし躍動してまいります。
2019年度は、私にとって「最大の挑戦になる年」でもあります。この1年を実りある充実したものにするために、福江青年会議所としても挑戦し続けてまいります。そして、LOMとしても自分自身にとっても、大きく成長できる年にしていく所存でございます。
以上